山大園 渡辺栄一社長
明治22年創業の老舗茶店の4代目。自ら日本茶インストラクターの資格を持つ。「地域そのもののイメージが見えてこないと地域ブランドも見えてこない」と、その土地にある文化・歴史を語り伝える場としての「茶の間」の復活を願う。「富士には、富士山、駿河湾、富士川の河口幅といった素晴らしい日本一がたくさんある。富士山の近くで、ここでしか味わえない味、体験が富士ブランドになるのでは」と語る。
林製紙 林浩之社長
イラストや文字が印刷されているおもしろトイレットペーパーを作っている林社長。「富士ブランドのマークをもらえただけではだめ。ブランドを使いこなせるかどうかは、個々の企業がアイデアを出し、実践できるかにかかっている」と言う。それには、「富士宮焼きそばなど、各地の成功事例を調べ、いいところは積極的に取り入れるべき」と語る。柔軟な考え方が斬新なアイデアを生む源だ。