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■込山 正秀 小山町長
1987年5月小山町議会議員に当選。95年4月静岡県議会議員に当選し、4期16年。2011年5月小山町長に当選。現在3期目、静岡県町村会会長、駿東郡町長会会長に就任
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本町は地域産業の活性化や、地域資源を生かした魅力あふれるまちづくりを目指し、県が進める“ふじのくに”のフロンティアを拓く取組(※1)にいち早く参画した。当事業の推進地域として、本町の8つの地域が選ばれ、そのうち大きな面積を持つ湯船原地区、(仮称)小山パーキングエリア(PA)周辺地区、足柄サービスエリア(SA)周辺地区の3か所は「三来拠点(みらいきょてん)」と名付け、事業の具現化を進めている。
まず、2027年度開通予定の新東名高速道路に設置される(仮称)小山PAの周辺地域に、自動車・モータースポーツ産業と観光施設を集積させた「富士モータースポーツフォレスト」が進行中だ。より多くの方に立ち寄っていただけるように、温浴施設、レストランなど、モータースポーツ文化を楽しめる多彩な施設で構成している。モータースポーツの聖地として世界から注目を集めるだけでなく、スマートICと連携することで町の新たな玄関口となる。
足柄SA周辺地区は、民間開発事業の観光複合施設を建設予定だ。県内の特産物を販売する産直市場や温泉、ハイエンドなホテルを建設し、ヨーロッパからのインバウンドの集客を図る。近隣の御殿場プレミアム・アウトレットからの集客も期待できる。
最後に湯船原地区は、産業振興を目的に300ヘクタールを6つにゾーニングし、この中に3つの工業団地が生まれ、造成工事も完了した。続々と企業が進出し、産業振興や雇用の創出、定住・観光人口の拡大につながっていくだろう。
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