杉山 今後の富士山の在り方をどうお考えですか。
土屋 いつか関西、西日本地区で「そうだ富士山に行こう」というCMが流れるといいと思います。関西の方から見ると富士山はあこがれです。一度近くで見てみたい、登ってみたい、中には近くで最期を迎えたいという方もいます。
今は2次交通が脆弱(ぜいじゃく)ですから、目的地までスムーズに行けません。また情報発信、飲食など観光の基本的な部分が未整備です。
これらを解決するために、富士山に関わるさまざまな主体が連携して考えることが大切です。
水本 富士山は休火山です。いつ不測の事態が起きるか分かりません。そこをしっかり心に留めていきたいと思います。防災的なアプローチも必要です。将来的に自分の子孫が安心して登ってもらえるような山にしたいですね。 |