【事例1】
コンテナ型植物工場「BlockFARM」を使った葉物野菜生産と海外展開ファームシップ(東京都中央区)
県の「オープンイノベーション型事業化促進事業」を利用し、同社を代表機関に、石井育種場、AOI機構、不二ライトメタルでコンソーシアムを構築。葉物野菜の栽培レシピについて、県農林技術研究所に委託研究し、同時に現地ではマーケティングをしながら品種の検討を行った。
残念ながらコロナウイルスの影響でシンガポールでの展開は保留となっているが、今後沼津市に予定している大規模植物工場に「BlockFARM」を設置し、引き続き実証を行っていく。
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■「BlockFARM」外観 |
■内側では青々とした葉物野菜が育つ |
【事例2】
残渣(ざんさ)を使った新商品開発と販路展開クレアファーム(静岡市)
同社は、オリーブオイルを絞った果実の90%を占める残渣の有効活用から製品を開発。長引くマスク生活で肌荒れに悩む人が増えていることに着目したもので、残渣にオリーブと同程度の有効成分(美容成分)が含まれていることから、AOIコンソーシアム(同社、不二工芸製作所、エフシー中央薬理研究所、静岡県立大学大学院薬食研究推進センター)を組み、開発を進めた。
プロダクトアウト製品の販売の難しさから、化粧品ブランド「草花木果」のフォロワーにプロモーションをするなど、出口戦略にも力を入れている。
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■整肌美容ミスト「草花木果」 |
■原料となるオリーブは、日本平の農園で丹精込めて育てられている |
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