今年4月には、ペットの看護師「愛玩動物看護師」が国家資格化された。それに伴い、採血やマイクロチップの挿入など、これまで獣医師にしかできなかった診療行為の一部が動物看護師にも実施できるようになる。
動物先端医療センターAdAM(長泉町)の小林正行院長は「生活環境が改善されペットが長生きするようになり、慢性疾患を患う高齢動物が多くなっている。獣医師は高度な獣医療だけでなく、“最良の別れ”を提供するために真摯な態度で対応することが求められている。獣医師の責任が大きくなる中、動物看護師が獣医師の仕事の一部を担えるようになったので、獣医師は本来するべき業務に集中できるようになる。動物看護師には自ら考え業務を果たすことを期待している」と語る。 |