この取り組みにあたり、静岡県交通基盤部の望月靖之道路局長は「警察やサイクリスト、景観の有識者にも意見を聞きながら、安全性と快適な走行を両立する工夫をしている」と語る。 こうしたサイクリング環境整備は県だけでなく、周辺自治体や民間企業などで構成する「サイクルスポーツの聖地創造会議」(議長:川勝平太知事)で進めている。 県は5つのモデルルートを定めた。「太平洋岸自転車道」「伊豆半島1周ルート(イズイチ)」「浜名湖1周ルート(ハマイチ)」「富士山1周ルート(フジイチ)」「東京2020オリンピック・パラリンピックコース」だ。富士山やオリ・パラで使用されたコースなど、選りすぐりのルートとなっている。 中でも、太平洋岸自転車道は国からNCRに指定され、海外からの利用も見込む。 |