河津下田道路の開通区間(国土交通省沼津河川国道事務所提供) |
国土交通省沼津河川国道事務所が5月に発表した資料によると、ゴールデンウィーク(GW)期間中の河津七滝IC〜河津逆川IC間の交通量は、1日約5200台。国道414号及び下佐ケ野谷津線を利用する車両の約4割が、開通した河津下田道路への利用に転換したとみられる。また、この道路を利用することで、GW期間における下田中心部への所要時間が国道414号ルートは約9分、国道135号ルートは約12分短縮した。
特に、狭小で急カーブの多い国道414号の現道区間が避けられるため、安全性も向上。所要時間が短縮したことで、観光客のさらなる増加やリピートが期待されている。 下田市観光協会の渡辺一彦会長は「新型コロナウイルス感染症の5類への移行とも重なり、GWから夏にかけて車で来るお客様が増えた」と語る。
「伊豆半島に来るお客様は天城越えの山道と、国道414号の現道区間に大きなストレスがあったはずだ。それが今回の開通で大きく緩和され、往復30分の時短にもなっている。それにより日帰りやフリーで来るお客様が増えている」。そのため、飲食店などで夕食を取る人も増えたという。
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