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■頼重 秀一 沼津市長
1968年静岡県沼津市生まれ。91年日本大理工学部卒業後、民間企業、国会議員秘書を経て2003年に沼津市議会議員に初当選。以降4期連続で当選し、2017年には議長に就任。18年沼津市長に初当選し、現在2期目。
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本市は、伊豆と県東部を結ぶ交通の結節点であり、官公庁や民間企業の支店等が集積するなど、県東部の拠点都市として地域の政治、経済、文化の中心的役割を担ってきた。その立ち位置は今も昔も変わらない。今後も県東部の中心的な自治体であり続けるには、産業の活性化、利便性の向上、都市の魅力の向上、雇用創出、定住人口拡大などやるべきことはさまざまだ。
昨年、市制100周年を迎えた。社会環境や人々の価値観が変化する中、本市は今、変革の時期を迎えている。中でも、まちづくりの中核である沼津駅周辺総合整備事業は昨年度、新貨物ターミナルの本体工事が着工され、本年度は新車両基地の工事も始まる。こうした動きを受けて民間による再開発も活発化している。
特に中心市街地は、ヒト中心のまちづくり、歩いて楽しいまちづくりを目指し、駅前をはじめとする商店街の活性化に重きを置いている。具体的には、個店の魅力の向上、商店街の活動支援、人流の創出の三つを進めているところだ。
産業が元気なまちとして、ひとつにはファルマバレー・医療田園都市構想をどう進めるかにある。今までも医療関連企業進出への補助金や、県東部の三次救急を担う沼津市立病院を中心とした医療体制の充実などを進めてきた。今後は、フレイル対策の推進や地域包括ケアシステムの強化など、医療・福祉・介護の充実、また市内事業者(※1)の協力の下、「XーTech NUMAZU(クロステックヌマヅ)」による高度デジタル社会に向けた対応に力を入れていく。
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