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■勝又 正美 御殿場市長
1955年生まれ。御殿場市出身。78年東京都立大学※経済学部卒業後、御殿場市役所へ入職。企画部長、教育部長を経て、2018年に副市長に就任。43年間職員として勤務した後、21年御殿場市長に就任。現在1期目。
※旧東京都立大学(1949年〜2011年)。2020年に首都大学東京から改名した現大学とは別。
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世界に誇る富士の麓、本市は豊かな自然をはじめ、交通の利便性も高く、多くの観光資源に恵まれたまちだ。「住みよさランキング2024(※1)」の総合評価で全国812市区中、県内では一位、観光交流客数も年間1500万人を突破し、政令指定都市を除くと県内第一位、宿泊客数は県内第三位と、あらゆる指標において、県内でトップクラスを誇っている。
こうした風土は市民の温かな人間性も育んできた。人情味あふれる人間性は、まちづくりの上で重要な役割を果たしている。コロナ渦の困難な状況下でも、市民が一体となりまちづくりを推進してきた。今後も性別・年齢にとらわれず活躍できる「日本一の共生社会」を実現していきたい。
また最近は若者の活躍が著しく、特にスポーツでは、今年、御殿場西高がインターハイ空手道競技女子団体組手で優勝するなど、目覚ましい成果を上げている。
一方で、交通の利便性の高さから首都圏への人口流出が課題となっている。特に学生から社会人に切り替わる18〜22歳の流出を抑えたい。若者の育児負担を減らしまちに呼び戻すため、保育園留学や、第二子のおやつ代・保育料の完全無料化などの施策を実施してきた。子育てしやすい環境を整え、まちへの愛着を深めてもらうことを期待している。
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