サンフロント21懇話会は8月6日、沼津市魚町のサンフロントビルで運営委員・TESS合同会議を開き、運営委員とTESSの研究員ら15人が出席した。
事務局から今年度のこれまでの活動や今後の予定、それに懇話会が沼津地域と三島地域の「市町村合併を推進する会」へ参加したことなどが報告された。
続いて羽野久雄運営委員長の議事進行で、
(1)伊豆のグローバル観光振興策
(2)富士山麓ファルマバレー構想への支援と研究――を中心に話し合った。
グローバル観光振興策についてTESSの西島昭男委員長は、静岡空港が開港すれば黙っていても海外から観光客が大挙してやってくる訳ではない――として、開港前に誘客の仕組みを構築しておく必要性を指摘。海外の旅行代理店でも県内の宿泊施設などを予約できる「予約インフラ」を伊豆地域をモデルにして整備するなど外国人観光客の誘致策を総合的に推進していくことを県に提言したいと提案、TESSの研究員で詳細を詰めていくこととした。
また、富士山麓ファルマバレー構想についてはこれまでの取り組み状況を報告すると共に、ウエルネスとの関連などをTESSでさらに研究していきたいとした。委員からは「構想がまだなかなか浸透していないので、もう少し具体的なPRをしていったらどうか」などといった意見が出された。
【出席者は次の通り】<敬称略>
羽野久雄(羽野水産代表取締役社長)、西島昭男(シード代表取締役社長)、井口賢明(あさひ総合法律事務所所長)、池田誠(池田病院院長)、内田隆久(伊豆洋らんパーク代表取締役)、宇野統彦(桃中軒社長)、片山劼(伊豆総合産業代表取締役社長)、諏訪部照久(スワベ商会代表取締役社長)、土屋紀雄(土屋建設代表取締役)、一杉真城(ヒトスギ塾会長)大井信昭(県熱海県行政センター所長)、小木喜憲(県富士県行政センター所長)、中村善行(県東部県行政センター所長)、中山勝(企業経営研究所産業経済研究部長)、青山茂(シード専務取締役)
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