サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第11回全体会 平成17年11月15日(ブケ東海沼津)
片山さつき衆院議員(静岡7区)が記念講演
運営委員会で平成8年度の活動方針案を協議

片山さつき衆院議員
 「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の第回全体会が昨年月5日、沼津市のブケ東海沼津で開かれ、片山さつき衆院議員(静岡7区)が「国政を語る〜霞が関から永田町」と題して記念講演を行った。全体会前の運営委員会では平成9年に沼津市で開催される技能五輪国際大会への支援強化など8年度の活動方針案が示され、今後、検討を加え細部を詰めていくことになった。
全体会には一般を含め約150人が出席し、大石滋静岡新聞社専務が技能五輪ヘルシンキ大会への視察団派遣や東部・伊豆地区分科会の活動を報告し、「目標の達成に向け活動の最中です」と協力を求めた。懇話会を代表して幹事の斉藤公紀日本製紙グループ本社特別顧問が「東部をもっと強く大きく、光リ輝くようにしなければいけない」と強調。斎藤衛沼津市長は懇話会の支援に感謝した。
 運営委員会では分科会、技能五輪国際大会跡地利用の「ぬまづウエルネス・リサーチパーク構想」提言などの報告のあと、来年度の活動方針案が示され、委員たちが意見を交換した。
 方針案は、(1)技能五輪国際大会への支援強化(2)ファルマバレー構想の推進支援(3)伊豆地域の観光の振興(4)広域行政の推進を支援−の4本柱を引続き掲げ、内容を強化していくことにしている。
 技能五輪国際大会は平成19年11月、沼津市の門池地区で予定されているが、開催まで引き続き支援し、跡地利用についてもさらに研究を重ねていく。また、ファルマバレー構想では、医工連携の拠点となるがんセンター研究所も11月に完成しており、構想のさらなる推進に向けて支援し、伊豆地域の観光の振興では、新たな観光戦略を模索するとともに、静岡空港開港をにらんだコミュータ空港の実現の可能性について議論を深める。また、広域行政の必要性をさらにアピールしていく必要性も指摘された。運営委員会では、各委員から出された意見をもとに事務局でさらに方針案を詰めていくことになった。

主催者代表あいさつ 静岡新聞社代表取締役専務 大石滋

 サンフロント21懇話会は、ことしで11年目に入ったわけですが、東部地区の活性化に向けて活動を続けています。
 7月に2年後に開かれる技能五輪国際大会への積極的支援ということで、20名の会員が北欧視察し、その成果を踏まえ、技能五輪沼津大会のあり方や大会後の跡地利用をテーマに沼津で東部地区分科会を開きました。10月の伊豆分科会では静岡空港後のコミュータ空港実現の可能性について議論し、大変熱のこもった議論を展開して参加者から高い評価を頂きました。
 本日の全体会には、日本国内で有名かつ注目されている女性、衆議院議員の片山さつきさんを講師にお迎えすることが出来ました。
 片山さんは財務省主計官など女性で初めてのポストを幾つか経験されています。今日は選挙の当事者として選挙の裏話や国会議員になられて、政治家としてこれからのご決意などをうかがえるものと思います。


懇話会代表あいさつ 懇話会幹代表・(株)日本製紙グループ本社特別顧問 齊藤公紀

  いつもこの会のためにご協力をいただき、ご支援もいただき、この会がますます隆盛になっていくということで、私もその一員として、静岡県の東部をもっともっと強く、大きく、光り輝くようにしなければと思っております。是非、来年度も力強い前進をしていければいいなと思っています。
 片山さつきさん、8月の選挙から3カ月ですが、これだけ全国区で知名度の上った方もいないと思います。静岡県にこういう立派な国会議員が生まれ、静岡県全体をより大きな、強い県にしていくには大変な宝物が出来たなと思っています。選挙のことについては、毎日、マスメディアで大きく報道されましたが、きょうは選挙で、どんな形で訴えてきたのか、また、これからどんな政治をやっていただけるのか、うかがえると思うと大変興味深いところです。是非、その力を持って日本を大きく、早く、より明るい国になるようにしていっていただけたらと思っております。


主催者代表あいさつ 沼津市長 斎藤衛

 サンフロントの皆様方には東部地区の活性化のためにいろいろご提言をしていただいているところです。より近い所では2007年に沼津をメイン会場で行われます技能五輪世界大会につきましても、いろいろご視察いただいたり、ご提言もちょうだいして、この跡地も生かして行こうじゃないかと示唆に富んだご提言を頂戴をしております。
 沼津市もことし4月、戸田村と合併し、60キロの海岸線を持つようになりました。その海岸線のほとんどから美しい富士山が眺められる、非常に素晴らしい地理的な条件が、またできた訳です。
 この地区におきましても目先のことではなく将来の繁栄と云うものを考える中で、中長期的なプロジェクトに幾つか取り組んでまいりました。今、沼津駅の北側では5階建ての建物が建設中ですが、あそこにはシネコンが入り、来年にはオープンの予定です。
 そして駅の南側にありました古いビルも地権者の方々のご賛同を得まして解体が全部終り、基礎の掘削工事がかなりのピッチで進んでおります。予定通り行きますと20年には新しい高さ20階ぐらいの再開発のビルが出来る予定です。
 そしてまた、もっと大きなメインになります沼津駅自身の高架の事業も県の方に大分がんばっていただきまして、来年度、事業認可を取ろうというところまできているところです。これもいろいろ巷で意見があるところですが、いろんな効果もありますが、その中の端的な効果としまして、鉄道高架により3もの踏切が廃止されます。
 いま、3の踏切が日どれぐらい遮断機が降りているかといいますと平均6時間です。日吉の踏切という一番東側のものでは7時間46分降りています。これが解消されてまいります。そうしますと南北の行き来というものが非常にスムースになってまいりますし、土地の利用もどんどん進んでまいります。これが今後、東部地区の更なる活性化の大きな起爆材になるのではないかと思っているところです。さらに今後も皆様方のご支援、よろしくお願いいたします。



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