きょう、実はこちらに来る伊豆急にほとんど貸しきり状態で乗ってきました。もったいないな、本当に伊豆の振興というのは切実な願いだなという思いがしてきました。
伊豆の将来を考えるとき、伊豆は1つということがよく言われます。そのキャッチフレーズが強く叫ばれるという事はなかなか1つになれないということの裏返しだと思います。伊豆は1つというキャッチフレーズにのっとっていろいろなイベントが行われてきています。いくつか直接参加させてもらったものもありますが、伊豆縦貫道の建設であるとか、車の伊豆ナンバーの創設、ペリー来航に絡んださまざまなイベント、天城高原の全国植樹祭、あるいは伊豆の温泉祭りと、お金とエネルギーが投入されている。しかしその割に思い通りになかなか行かない。
伊豆温泉博を思い出しても、21世紀を見つめた新しい観光の方向性を見つけ出したい、あるいは人と人の交流を実現する、住民主体の地域づくりを始める契機にしたいということをうたって、目標を掲げました。伊豆を1つにしたいと、伊豆の全22市町村が参加した試みでしたが、果たして結果はどうだったんだろうか。、あれだけのエネルギーを使ったにもかかわらず、本当に一歩でも二歩でも前進したんだろうか。率直に言ってそんな思いがします。何度も伊豆は1つというお題目を並べて人とお金を投じながらなかなか前進しない。これはなぜだろうか。何が原因だろうか。そういうことを考えます。
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