サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
トップ 最新情報 政策提言 活動内容 サンフロント21懇話会とは 飛躍 風は東から

活動内容
平成18年度の活動方針

活動報告
平成24年度
平成23年度
平成22年度
平成21年度
平成20年度
平成19年度
平成18年度
平成17年度
平成16年度
平成15年度
平成14年度
平成13年度
特別シンポジウム パネル討論
「合併 新時代への道」

◆コーディネーター
中山 勝 ((財)企業経営研究所産業経済部部長)

◆アドバイザー
篠田 昭 (新潟市長)

◆パネリスト
大橋 俊二 (裾野市長)
斎藤 衛  (沼津市長)
小池 政臣 (三島市長)
芹澤 伸行 (函南町長)
遠藤 日出夫 (長泉町長)
山本 博保 (清水町長)


中山氏

中山氏
中山 サンフロント21懇話会は今から11年前、東部地域に中核都市を築きあげようと提唱しています。平成9年12月、テレビの特別番組や各種講演会で提唱し、平成12年に首長、議員、一般の住民に対するアンケート調査を実施し、最近では平成17年に私たちの地域の未来を考えてみようと冊子を作って皆さんに配布しました。今年5月、静岡県の市町村合併推進審議会の第二次答申で「東部地域に中核市を」と提言がありました。今日、3市3町の市長、町長さんにご登壇いただきましたが、この3市3町が実は東部地域の政令市を目指すための中核都市づくりをしたらどうかと県から提唱があった地域です。
 ご承知のように、わが国は少子高齢化が進展してきております。生産年齢人口の減少による税収の減少や介護保険や老人医療のサービス充実などに迫られ、一方で三位一体改革という形で地方交付税の見直しなど行財政運営の変化が必要な時代にもなっています。もう一つ、静岡県の場合、静岡市、浜松市が政令市になりましたが、この東部地域はそういう時に都市間競争、地域間競争に打ち勝っていくことが出来るだろうかということもあります。
 このような状況を踏まえ東部地域に3市3町による中核都市を作り上げたらどうだろうという提案がなされたわけです。これから3市3町の市長さん、町長さんに、まずこの東部地域をどのように見ているのかお聞きしたいと思っています。各市、各町の課題も踏まえながらお話しいただきたいと思っています。まず裾野の大橋市長、お願いいたします。

<東部地域をどのように見ているのか>
沼津市と三島市が連携すれば合併に対する意識が盛り上がる

大橋裾野市長

大橋裾野市長
大橋裾野市長 東部の可能性は、世界に冠たる富士山、そして世界一深い駿河湾、またお茶、わさび、しいたけ、深層水とまさに個性ある地域資源を持っているわけです。また、都市力、財政力、産業集積等、素晴らしく充実しているのではないかと思っていますし、交通アクセスも東名、第二東名、新幹線等、県東部のそれぞれの自治体が持つ可能性は申し分ないと思います。県が提示してくれております戦略性の高いファルマバレー構想をそれぞれ連携して推進していけば、地域発展の大きな可能性につながっていくと思っています。半面、地域間を結ぶ道路やお互いの長所、短所を補完し合う都市機能の分担については残念ながら遅れているのではないかと感じています。わが裾野市も財政的には安定している。しかしいつまでも安定しているとは思っておりません。合併も視野に入れ、また、安定的な財源確保の産業を育てていかなければと思います。財政がいいせいか、当市は市民の合併に対する意識がちょっと低いところがありますが、これも高めていかなければいけないなと思っております。
 県の推進するファルマバレー構想と連携して健康産業の育成や医学、看護学、工学との連携による新産業の育成をしていくことが重要な鍵を握っていると思っております。このことを達成するためには、交通渋滞の解消や情報インフラにおける東部各都市のネットワークが重要であると思っております。現在の地域間連携の弱さではちょっと先が見えてこないと思っております。
 東部の合併はなぜ進まないのか。ここにおられる市、町は財政もそこそこの豊かさがあり、旧駿東地域、旧田方地域の住民意識や地域文化の差が現実にはあるわけです。これらの溝を埋めていくことは大変であると感じておりますが、それを打破して一体となることが大事ではないか。東部の広域都市づくり研究の会がありまして再三、議論を重ねてきたわけですが、なかなかまとまらない。私は長男である沼津市と次男である三島市に手を結んでいただき、連携していただく。そうすれば住民も合併に対する意識が盛り上がって、それで合併も進むのではないかと思います。われわれ三男坊、四男坊も自ずとついていくと思います。そういうときは私もついていき、市民に合併についての醸成を図っていく。そういう気持ちでおります。

合併という問題が大きな一つの発展材料

中山 斎藤市長、沼津の課題を踏まえて東部地域をどのように見ておられるのか。お願いします。

斎藤沼津市長 第一点は、いろいろな意味で非常に高いポテンシャルを持っている地域であろうと思います。これは豊かな自然であったり、歴史であったり、あるいは経済的に素晴らしい企業がたくさん活動している。もう一つ、経済の中心である首都圏から大体1時間前後ぐらいの時間距離圏に入りつつあります。二点目は、いろいろこの東部地区の市、町の間で議論がなされたりしてきておりますが、ある意味では交流はかなりあり、そして一体性もケース・バイ・ケースというところがありますが、いろいろな場で一体性を取って行動されている。
 そういう中で沼津は東部地域により活力を持っていただく、あるいは多くの人に来ていただくタネをいろいろ見つけ出しては、それをまいてきたという状況です。その一つは11月の技能五輪国際大会の開催です。世界50カ国の若手の選手、そして見学等に約15万から20万の人たちが集まります。ものづくりの素晴らしさを世界にPRし、併せて東部地区の素晴らしいものを知っていただくまたとないチャンスであります。また、ファルマバレー構想の話もありました。沼津駅周辺の整備事業もあります。これも決して沼津だけのための事業ではありません。
 この地区の持てるポテンシャルをさらに拡幅していくということが、この地域がさらに発展していくことにつながっていくだろうと。そういう中にまた、合併という問題が大きな一つの発展材料としてあるのではないかなと思っております。


東部地域は夢多きポテンシャルの高いところ

小池三島市長

小池三島市長
中山 続いて小池市長、お願いします。

小池三島市長 大橋市長さん、沼津市長さんのお話の通りでして、いろいろな面で東部地域はポテンシャルの高い地域だと私も感じています。富士箱根伊豆国立公園、素晴らしい観光地でして、これをさらに磨きをかけていけばまた素晴らしい地域になるのではなかろうかと私も考えています。同時に沼津地域、それから北駿地域には商業圏、あるいは企業、工業、研究所等が立地されており、これからまだまだ発展性を秘めている。さらに県立がんセンターを中心としたファルマバレー構想が実現に向けて動き出しているわけでして、研究所とか医療機器の製作面とか、三島におきましてもある企業が学者の方と一緒に研究開発した大腰筋を鍛える機械、これは非常にヒットしていると思います。医工連携が進んでいるわけです。これは新しい動きだと私は思っています。
 そして非常に交通の至便の場所であるということです。三島駅は12本のひかり号が停車し、品川まで「ひかり」で35分です。さらに「ひかり号」の増停車の運動を展開していかなければいけないと思いますが、「こだま」でも東京駅まで1時間ですから通勤通学圏であることは間違いない。現に三島駅を利用して東京に通学通勤をする人が6000人以上に上っているということです。
 道路網の整備が今一つというところはありますが、第二東名が完成すれば素晴らしいものになりますし、東駿河湾環状道路が完成していけば、三島・沼津間の交通渋滞は解消されると考えており、2年後の完成を心待ちにしております。そうなりますと、三島にとりましても国道1号と東駿河湾環状道路の接点に塚原インターが出来るんです。三島の入り口は今までは沼津インターでしたが、今度は東駿河湾環状道路を通って塚原インターに抜けて三島大社に参拝するコースに変わってくるのではなかろうか。それに向けて三島市としては遅れてならじということで、塚原インター近辺の整備を続けているということです。塚原インターは三島の玄関口になりうると同時に箱根への玄関口にもなりうる。箱根は国際観光地で年間2000万人の観光客がある。伊豆半島の2分の1です。その観光客は大体小田原から上って来て小田原に帰ってしまうか、御殿場の方に下りてしまう。ぜんぜん東部の方に来てくれないんです。それが2年後になりますと、塚原インターの方に下りて来ると。あるいは塚原インターから箱根に上って行く出入り口になってくる。箱根までの距離は25分ぐらいで、小田原からよりは余程速い。これを何とか宣伝する手はないかと考えているところです。そうなりますと、三島が一つの基点として箱根の観光客と伊豆の観光客を結ぶことが出来る。
 もう一つ食育ということが非常に取り上げられています。この東部地域は素晴らしい地元産の農産物があるんです。大根、にんじん、ごぼう、白菜、トマト。どれをとっても全国1位ぐらいの生産量、あるいは品質を誇るものがあるわけです。それをこの地域で消費するような運動を展開することによって、食育先進地域になりうるだろうと考えています。東部地域は、そういうような非常に夢多きポテンシャルの高いところであると考えております。
 三島も町中せせらぎ事業は成功しました。これは協働という精神で市民の皆さん方と商工会議所、行政が一体となって5年間進めてきた成果でして、国土交通大臣表彰、あるいは総務大臣表彰、静岡観光大賞などもいただきました。これを例に協働によるまちづくりを私どもはこれから立ち上げていきたいと思っています。さらに交通網の確保のために三島駅の南北自由通路をつくっていきたい。三島駅北口を中心として整備を促進することによって東部地域の発展が期待出来るのではないかと思っています。いろいろやるべきことは山積しているわけです。

接着剤の役をしてがんばっていきたい

中山 函南町は自然ですとか、健康、産業、未来というものをキーワードに総合計画をつくられております。芹澤町長、お願いします。

芹澤函南町長 函南町そのものはもともとは農村でした。昭和38年に村から町になりました。明治以来一度も合併していないんですが、今、人口が3万9000人を超しました。農村の町からサラリーマンが多く住む町になってきた。それは昭和40年代に沼津、三島が都市計画を行い、後れをとった函南町に住宅が流入し、また近隣の二、三男が分家していく、そういう状況がたくさんあって人口が伸びてきた。
 これからの函南町をとらえますと、駿河湾環状道路が出来ると函南町は沼津インターから第一東名、第2東名と直結している東駿河湾環状道路が高架で来まして、うちの町で高架と低速と2つに分かれます。ここには低速帯が上下2車線ずつ、中央に高架が2車線ということですから、6車線の道路が函南に入ります。そういうことから函南は相当に変貌するだろうと期待をしているところです。
 その時に函南だけがそういうことに力を入れても自ずと限界があるわけです。どうしても沼津市の20万の人口、そして10万を超している三島市、裾野さんは5万を超しているわけですが、市と町の違いはそういうところにある。この辺をどうしていくのかということを考えますと、将来にわたっては、私はどうしても東部に中核をつくっていく必要があるだろうと思います。きょうここにおいでの6人のまちは全部東駿河湾環状道路に接しているんです。私の持論でもありますが、東駿河湾環状道路の円内の一つの組み合わせで、それぞれの特色のあるこの6つの市と町が一緒になると私は総合的に東部に素晴らしい町が出来るのではないかなと願っている一人です。これからもそういう形で努力をしていきたいなと思っている一人です。
 きょうは、こういう機会でありますから沼津市さん、三島市さん、裾野市さん、そして長泉町さん、清水町さん、それぞれにお互いに意を尽くしあって、そして来るべき時代に向けてお互いが努力していけば、私は東部に素晴らしいまちが出来るんじゃないか。函南としては接着剤の役をしてがんばっていきたいと思っているところです。

ファルマバレー構想による地域経済の活性化に大きな期待

遠藤長泉町長

遠藤長泉町長
中山 長泉町は県立がんセンター、がんセンター研究所、また、その北側にはオリンパス等々も来て今、非常に注目を浴びていることは確かです。町の課題も含め、東部地域をどう見ているのか。お願いします。

遠藤長泉町長 静岡がんセンター周辺地域は静岡県が推進する富士山麓先端健康産業の集積構想、いわゆるファルマバレー構想において、新産業の創出や地域企業の活性化の拠点として位置づけられております。今後、富士山麓から新たに医療技術の開発、医療、健康に関わる新たな関連企業が生み出される。また、ベンチャー企業のインキュベーション事業で育成され、世界的な医療産業のクラスター中心に成長を遂げていくものと大いに期待しているところです。当町に設置されました静岡がんセンターがファルマバレープロジェクトの拠点施設であることから町で積極的に周辺の基盤整備を行い、関連企業の誘致を進めてきたところです。本年4月にオリンパスが進出し、稼動を開始しました。これは静岡県の目指すプロジェクトの第1号であり、次のステップのきっかけであると考えております。今後とも引き続き、健康医療産業の優良企業の誘致を進めていくことが長泉にとっての課題です。
 県東部地域はファルマバレープロジェクトの基本理念のもとに世界文化遺産登録を目指す富士山、伊豆地域などの観光資源や東名高速、東海道新幹線などの交通アクセスの優位性をPRして、ファルマバレー関連企業をはじめとする企業誘致を推進し、富士の裾野から始まる医療産業クラスターの中心地として地域経済の活性化に大きな期待が持てる地域だと感じております。

県東部にチャンス到来

中山 お待たせを致しました。山本町長、清水町といいますとどうしましてもごみ処理ですとかし尿の問題とかあろうかと思いますが、課題等も含めてお話しいただきたいと思います。

山本清水町長 東部地区について私なりに率直に申し上げますと、まず交通手段の大変利便性の高い、かつ自然環境に恵まれた素晴らしい地域であると、常日頃実感しております。今後の在り方によっては非常に将来展望の持てる県東部であると考えております。
 ご承知のように、今、富士山の世界遺産登録に向けた作業も静岡県として大きく取り上げられています。3市3町の首長はもとより、地域が一体となって広く世界にこの富士山の良さを訴えていきたいと思っております。そうした意味で県東部にチャンス到来であると認識しております。
 自前のごみ処理施設を持たないことが私たちの町の大きな課題でありましたが、きょう、ご出席の沼津市長さんをはじめとする近隣の三島市、函南町、そして裾野市、長泉町さんの総力をお借りして、沼津市の大きなご理解をいただいて、一つの方向性を持ってテーブルに就くことが出来ました。皆さんに改めて感謝申し上げます。
 私たちの町は8.84平方キロメートルの中に3万2千人の住む県内でも非常に人口密度の高い町です。高齢化も着実に進んでおり、将来を展望して広域都市づくりを行っていかなければならないと認識しております。ただ、合併の枠組みについては私の選挙公約であります地域の皆さんの十分の合意形成ということがありますので、ここでは具体的に申し上げる段階ではございませんが、3市3町の首長さんと力を合わせて将来のまちづくりを進めていきたいと思っております。

<なぜこの地域は合併が進んでいかないのか>

中山 お話を聞いておりますと、東部をどう見ているのかということに対しては皆さん、同じようなお話をされておりました。もっと魅力的な地域にするには、やはり中核都市ですとか、大同団結して大きな都市というものをつくっていくのはどうなのかという感じがします。そしてこの3市3町以外に、5市4町ということで広域都市圏づくりの研究会も実は去年から首長さん等の中で勉強会等を開催されております。平成15年のときに出てきた言葉が「概ね10年後には政令市をつくりましょう」ということでした。
 第2ラウンドということで、まず斎藤市長。なぜこの地域は合併というものが進んでいかないのだろうか。逆にもし合併を進めるとしたらどのような形のものにしていけば一歩二歩と進んでいくのか。その部分につきましてお話しいただければと思います。

首長さん方が率先して住民に説明を

斎藤沼津市長

斎藤沼津市長
斎藤沼津市長 まず合併の研究会ですが、平成11年11月からスタートし、15年の時に「概ね10年で政令市を目指そう」と了解を取って、今日に至っているということです。なぜなかなか進まないんだろうかなということと、どうやったら進むのかは、裏腹の関係にあると思いますが、今までの過程の中から考えますと、この構成している東部地区の市、町の財政力が非常に豊かなところが多いということが一つあろうかと思います。困ったらそのときでいいじゃないのという気持ちがどこかにあるんじゃなかろうかという問題です。
 そういう中においてどういうふうにしたら進められるかということですが、やはりそのトップの方々が合併というものが必要だと理解をなさったならば率先して市民、町民の方々に、これはこういうことだから合併するんだよということをお話しいただくということが、大変効果的ではないかと私は思っております。
 私の方は規模が小さいんですが、戸田村と合併しました。いろいろなすり合わせの項目があるわけですが、最終的に「よし、これで行こう」と結論を出していただき、また引っ張っていただくのは、やはり首長さんの存在が非常に大きいわけです。そういう点では、当時の村長さんが合併を争点として当選された方でもあり、非常に前向きな形で個々の問題に対応していただきました。そのために非常に短期間のうちに合併が終了いたしました。現時点でも戸田の方々は合併して良かったねと。半分、お世辞があるかもしれませんが、そういうお話をしていただいております。
 ですから、どういうふうにしたらいいかという点については、繰り返しになりますが、是非、首長さん方が率先してご説明していただくような、そういう場を、今までもやっていただいておりますけれども、さらに増やしていただくということが出来たらありがたいと、こんなふうに思います。

政令都市についての温度差ゆえにまとまらない

中山 大橋市長から長男、次男というお話がありました。三島の小池市長、同じ質問でお尋ねしたいと思います。

小池三島市長 次男の三島市でございます。私どもは市制施行65周年ということですから沼津市が一番古い市制施行の都市で大先輩、老舗です。そういう点では兄貴分、私どもは弟分というふうに認識しております。
 なぜ合併が進まないかということですが、これは沼津の市長さんがおっしゃったように、財政力指数がいい5市4町でございます。ですからあわてて合併しなくても、まだまだやっていけるという気持ちが心の底にあるのは事実だろうと思っています。それを合併についての、政令都市についての温度差と私どもは表現しているんですが、温度差がある。研究会におきましても温度差ゆえにまとまらないという点があります。確かに平成15年6月30日に、概ね10年で政令指定都市を目指すということで、ようやく合意にこぎつけました。そして工程表まで出来たんです。沼津市長さんがみなさん方に工程表を示して、これで行きましょうということになったわけですが、その後、どうも温度差が出てしまいまして、十分にまとまっていかないような状態です。
 先ほど新潟の市長さんが「日本海側に初の政令指定都市を」という大きなビジョンを打ち出したとおっしゃいました。私は研究会の席上、何年にもわたってそういうものを作るべきだと申し上げて来ました。その研究会の下には、5市4町の合併担当の課長からなる調査会があるんです。調査会を早く活動させるべきだと。そして、それぞれの町の問題点、あるいは将来に対する施策を持ち寄って、この地域の将来ビジョンを作って発表しようじゃありませんかと、申し上げたんですが、それはまだまだ基本が出来てないからそんなことをやっても無駄だよということになってしまったわけでして、今から見ると、やはり篠田市長さんがおっしゃったように、そういったビジョンこそ市民の皆さんの説得材料として役に立つと私は思いました。
 首長が先頭に立っていかなければならないということは事実です。私は平成14年4月から広報三島で合計16回にわたって合併についての特集を組みました。合併のメリット、デメリット、そして枠組み。全部それを一つ一つ解説していきました。それだけではないんです。平成16年度からは合併にテーマを絞った市長とのふれあいトークを21回にわたって市民の皆さんとやって来ました。そして皆さん方のご意見も聞いてきたわけですが、私の判断では、まだまだ合併についての共通認識は、三島市においては醸成されていないなというような感を致しているところです。なんとか醸成をするように議員の方々とも一緒になって努力していかなければならないと感じるところです。

問題を明確にしていけば物事は解決していく

芹澤函南町長

芹澤函南町長
中山 お話をお聞きしていましてもビジョンを作るということをすると一歩前進するのかというような感じが致します。芹澤町長、お二人のご意見をお聞きしていかがでしょうか。

芹澤函南町長 小池市長さんは一気に政令市をやりたいという希望ですね。政令市というと70万という人口規模が問題になってくる。では、70万人を確保するにはどこまで入れたらいいかというと、その中には合併したくないというところがある。そうなると政令市になるには人口が足りない。となると、東部をどうしていくのか。やはり、3市3町で中核市、その中で欠けるとすれば2市3町なのか、2市2町なのか、どういう形になるのか分かりませんが、その辺に落ち着くのかなと感じているのです。
 もう一つ東部の都市づくりのことを考えますと、いままで長い間、なぜ進まなかったかというと、私の偏見と独断で言わせていただくと、この中でなぜ出来ないのかというその1点に絞って議論したことは一度もないんですね。問題があるならば何が問題なのか。三島市さんには何が問題なのか。函南には何の問題があるのか。ここに問題を明確にしていけば、私は物事というのは解決していくと思います。苦しみを乗り越えて初めて次に進むわけですから、そういうことをしてこなかったのが大きな原因かなという気がしています。
 当事者にしたら大変辛いところもあるのかもしれませんが、それは避けて通れません。一気に政令市にするにしても当然そのことはやらなければいけないわけでありますから、是非東部の都市づくりの中では、そういうことをしっかりやっていただければ、次に展望は開けるのかなと思っています。
 私自身は駿河湾環状道路の円内の3市3町で出来れば一番素晴らしい東部の中核市が出来るし、誰しも認めるところだと思いますので、私はそれでがんばりたいと思っているところです。

われわれも一生懸命手伝います

中山 大橋市長、冒頭で沼津さんと三島さんが手をつないでがんばっていただければという話がありましたが、では裾野市さんはどう支援をしていって、この合併というものを進めていくことができるんでしょうか。
大橋裾野市長 函南町長さんが言ったように中核市に向けてわれわれは接着剤だということで、沼津市さん、三島市さんが手を結んで連携していただければ、人口30万を超え、もう2市だけでも中核市になるんですから。われわれは協力しますよ。一生懸命。ビジョンをつくると三島市さんはおっしゃるんだけれど、沼津さんと手を結んでビジョンもつくってくださいよ。早く。われわれも一生懸命手伝いますから。

経済界や学識経験者らも入れて議論を

篠田新潟市長

篠田新潟市長
中山  ありがとうございました。ここで篠田市長に少しお話をお聞きしたいと思います。こういうようなことをしていくと、合意形成が進んでいくのではないかということがありましたら、少しアドバイスをお願いしたいと思います。

篠田新潟市長 新潟の場合、昭和60年に商工会議所が「新潟100万都市構想」を打ち上げました。これはあまりにも刺激が強すぎ、首長さんの中にはそれに反発される方もいらっしゃいましたので、「新潟100万経済圏構想」に半年後には姿を変えて市民に提示されました。それを受ける形で経済界が音頭を取って、経済界と首長(行政)、議会の3者が一体となった広域懇談会をつくりました。首長さんだけ集まって議論を詰めろといってもなかなか詰められない。そうするとやはり媒介役が必要なのかなと。経済界というのはそういう面では非常に有効だと思いますし、そして最後の決定権というのは議会がお持ちなので、議会を最初からしっかり中に入れて議論に参加していただくということが重要だと思います。
 新潟の場合は新潟市議会が黒崎町の合併の後、政令指定都市をつくっていくんだという決議をしました。これはもう議会の意志ですので、ここまでやっていただくとものすごく動きやすくなるわけです。そして任意の合併協議会の2回目の時にここでもまた決議をしました。新潟政令市をめざしてこうやって合併をするんだと。大きな方向はそこでうたっていただきました。これも後に合併協議会の会長をやらされた私にとっては大変ありがたいものでした。
 いろいろ議論を詰めていくやり方はあると思います。新潟の場合もそうでしたが、合併ということをぎりぎり考えた時に初めて新潟地域のミッションといいますか、役割、使命というところが浮かび上がってきました。80万という人口がいて、日本一の大農業都市が誕生して、それがまた日本海の対岸との交流をしていく力がある。そういう都市が誕生するんだと。そうすると、このままでは新潟の展望が開けないと、割と追い詰められていた地域でしたから、そのバネが利いたと。
 今、お話を聞いていると、一緒になった時の新しいミッションというものがこの東部地域に何があるのか。首長は自分達のエリアを見ていろいろ頭を巡らすわけですから、プラス経済界、あるいは学識経験者など、そういう方を入れた場がやはり必要なのかなと思います。それを繰り返していくことでミッションというものまで見えてくれば、これは市民に相当説得力が出てきて、また夢につながっていくのかなというような感じで聞いておりました。

<会場から>
沼津と合併するのは嫌ですか

中山 ありがとうございました。合併を決定するという時には最終的決定権者というんでしょうか、議員さんの力と民間の方々の力が必要なんだと。そこを巻き込んでいく組織が重要ではないかというお話をいただいたと思っています。ここで会場からご意見、ご質問をお聞きしたいと思います。

会場1 伊豆の国市選出の県会議員の小野と申します。きょうは大変有意義な会に出席させていただきました。まず、新潟の篠田市長さん、お役人天国型の合併の連鎖を断ち切って政令市の行政を進めておられる。このことに心から敬意を表すとともにお話を大変興味深く伺いました。これからアジアの時代ということをいち早くとらえ、急速に進む世界の動き、潮流のダイナミズムの中にいるということが大きいのだというふうに私は聞きました。6人の首長さん方のお話の中に、この東部はもはや沈みつつある船という認識、そして世界の中で東部、あるいは伊豆半島はどうするのかということを、もう少しお考え頂けたらと思います。

会場2 沼津の工藤と申します。合併の目的の中に生活圏にあったエリア、生活圏が車社会でどんどん広がっているわけです。私の子供も三島に行ったり、富士に行ったりと、いろいろなところに行っているわけです。縦貫道の話がありましたが、市民的に、有機的にどういうふうに活用したらとか、逆に国道を別としても県道、市道、そういう市民のインフラ整備に対して各首長さんは、生活圏を一体化するのと同時に、その基盤整備をどういう風にしたらいいかということを、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

会場3 三島の加藤と申します。私は、きょう、素晴らしい会に出席できたと思いました。私は三島市が大好きなんですね。だから合併に対するビジョンとか夢とか、そういうものに到達するまでの道のりをきちんとしないと、と思います。やはり目的のビジョンをきちんとしたところで合併ということを出して欲しいと思います。市民の納得するビジョン、夢、そこに到達したところで、市民に合併という言葉を出して欲しいと思います。

会場4 沼津商工会議所の青年部の米山と申します。首長さん方のお話の中にたくさん出てきたキーワードがありまして、富士、箱根、伊豆、駿河湾、ファルマバレー、こういう言葉が非常にたくさん出てきたと思います。その中で富士、箱根、駿河湾というものを3市3町の中で全部を持っている町は一つもない。でも、みんなが一緒に口にする。これが十分まちづくりのキーワードになるんじゃないかなと思って聞いていました。それと今、国の方で道州制の話が出ていますが、このままの状態でいたら国のプランの中に東京圏という枠組みは示されていないと。そういうことを考えると、皆さんの言うキーワードをもとに3市3町で、まず中核市を目指してから政令市を目指していく形。財政的にいい時にもっと強固な財政基盤を整えて、その後に政令市を目指していくという形で考えていっていただければと思います。

会場5 三島出身の母親と沼津出身の父親を持つ高木と申します。私もこの地域は一つになっていろいろな特徴を生かすべきだとは認識していますし、きょうの話を聞いてみてもそういう認識に皆さん立っていることが分かりました。昔の合併賛成か反対かという意見よりも一段階上に行っているという気がします。その中で私は、三島の小池市長に聞きたいのは、単刀直入に沼津と合併するのは嫌いですか。一番手っ取り早い方法だと思いますのでまずそれを聞いてみたいと思います。

<今後、東部地域をどうしていったらいいのか>

中山 きつい質問も出ましたが、今後、東部地域をどうしていったらいいのかと。どのような地域にしたらいいんだということを、夢のある部分をお聞きしたいと思います。まず小池市長、もし最後の方の質問にご答弁いただけることがありましたらお願いします。

伊豆半島も加えて一気に政令指定都市に

小池三島市長 沼津との合併は嫌いなのかとご質問をいただきました。嫌いとか好きとかというわけではございません。私はしんから政令指定都市を早くつくるべきだと感じているんです。この10年がヤマだと思うんです。政令市をつくりませんと、この10年で道州制に入りましたら必ず東海圏になってしまいます。政令市をつくれば東京圏に入る可能性も出てくるんです。
 私は政令市をつくるには段階的合併論と一気論がありますが、私は一気論を主張しているわけです。なぜかといいますと段階的に合併していけば絶対的に遅れるんです。段階的に3市3町で合併しますと、「まあいいや、これで10年は」ということになります。ですから政令指定都市は20年先になってしまう。政令指定都市ならば私は10年で、皆さんががんばってくれれば出来ると思います。篠田市長さんが言われたように新潟は15市町村でやったじゃないですか。私は5市4町でも、あるいは伊豆一円を加えるということも思っているわけですが、伊豆一円を加えますと86万人くらいになります。そうしますと伊豆半島の活性化にも役に立つと考えております。5市4町ですと64万人です。70万人に達しません。ですから政令指定都市はできませんが、そういうことの中で枠組みを考えていかなければいけない。私は伊豆一円を加えて、伊豆半島も一緒になって政令指定都市を目指していくことが必要だと。そのためにも10年をめどということの中で首長さん方が決断して一気に進めるべきだと私は主張しているわけです。

首長が真剣に考えていく時が到来

山本清水町長

山本清水町長
中山 山本町長、お願いします。

山本清水町長 東部の合併がなぜ進まないかという背景ですが、確かに東部の自治体では財政力がそこそこいいという点が一つ背景にあると思います。同時に合併に対する私たちをはじめとする地域住民に対する啓発といいますか、認識がまだ不十分であると思います。将来的には国は道州制を虎視眈々(たんたん)と進めているようです。東京に1時間かからずに行ける地理的条件にありますので、大同団結して何とかここで東部の力を発揮することによって東海圏よりも関東圏、東京圏に位置するように、今こそ力を出していかないと中部圏の最も東部に位置するというような結果になろうかと思います。今こそ私たち首長が認識を新たにする。地域住民と一体となってこのことを首長が真剣に考えていく時が、まさに到来したと、こういうふうにきょうは強く感じました。

東部がまとまっていかないと中部圏の端っこに

遠藤長泉町長 私も全く山本町長と同感で、国の方が道州制をはっきり認めて委員会も立ち上げているわけで、ここでやはり3市3町なり、もっと広げてもいいんですが、東部がまとまっていかないと中部圏の端っこにされてしまうのかと。やはりここは関東圏の方が経済基盤を強固にするためにもいいという産業界の人たちの声もありますので、大同団結して、そういう方向の合併に向けて考えるべき時期も近々に来るんじゃないかと思います。そういう勉強もこれから東部都市づくりで、沼津市さんが中心になって講師を呼んだりして研究をしていくことが必要だろうと思っています。

中核市があって政令市に行く

芹澤函南町長 なかなか難しい東部でありますから、一言で言うわけにもいかないと思いますが、この6市町の首長の話の中からいけば、いずれにしても広域での合併は認知していると。ただし方法論が違うということに課題があるというか、あい路があると思います。一気に政令市でもいいし、中核市でもいい。いずれにしても東部に核がないということが今の東部のまとまらないもとだと思っていますので、そのことは必要だと思います。
 やはり私は中核市があって政令市にいくと思います。隣の三島市さんと対立するような形でありますが、これは意見の中でありますから幾らでも埋め合わせも出来るんだろうと思っています。是非、東部の皆さんに私はそういう気持ちでがんばっていただくことが必要だなということを常日頃感じています。

段階論では遅い。一気に行くべきだ

中山 小池市長、何かもう少しありますか。

小池三島市長 先ほども言いましたように、やはり時代の流れは速いんです。だから10年後にはどうしても道州制になるんではなかろうかと考えるわけです。政令市をつくらないと東部は弱くなるんです。そのためには私は、段階論をもちろん理解はしますが、それでは遅いんです。ですから私は一気に行くべきだということを主張しているんです。私は、沼津市さんは嫌いではなくて、尊敬しているんです。とくに市長さんは非常に立派な方で、調整力抜群でございます。非常に尊敬しておりますので、誤解のないように一つお願いしたいと思います。

やはり一度にというのは難しいのでは

斎藤沼津市長 尊敬されているということで、大変光栄です。議論している中にもあったと思いますが、今の中では政令市を目指そうということでは、どなたも否定はないんです。それを一度にいこうか、それには時間が掛かるから、まず段階的にいこうじゃないかというところが、分かれているところです。
 私もその経緯から今までのことを振り返ってみますと、どうもやはり一度にというのは難しいんじゃないかなと。それと先ほど来、お話も出ていますように道州制の議論が出ています。そして概ね8年から10年ぐらいで結論を出そうということで、道州制に移ろうというレポートも出ています。その中に基礎自治体という言葉が出てきている。そこに今まで県が持っていた権能の多くのものを渡していこうと、そういう基礎自治体を形成していこうと。その基礎自治体というものがどの程度の規模のモノになるんだろうか。別な言い方をしますと8年ないし、10年後、道州制が実行に移されたとしますと、そのときには今、例えば政令市が持っているような権能とほぼ変わりのないほどの権能を基礎自治体が持つことになる可能性も高いんじゃないかと思います。そうしますと10年なりの道州制移行までの間に政令市が完了していれば、これはまた一つの攻め口ですが、どうも時間的に考えていったときに私は中核的な段階を取っていったらどうか。確かに「またやるのか」という意見の方もいらっしゃいます。そこのところは十分にご説明し、ご理解をいただいて、そして出来るだけマイナスのところは解消していく策を考えて、併せて検討していったらどうだろうなと。こんなふうに思っておりますので、是非ご理解を承りたいと思います。

各首長のネットワークが重要


中山 それでは最後に裾野の大橋市長、お願いします。

大橋裾野市長 いずれ道州制になるでしょう。グローバル化が一層進んできているこういうときに、今までのまちづくりでは東部地区は衰退してしまうと思います。私どもの東部地域は富士、箱根、伊豆の世界的な観光資源を用いて国内のみならず、世界の人々の健康づくりに貢献する地域になるべきだと思います。具体的には県のファルマバレー構想を中心に長泉はがんセンターがあるわけです。国際レベルの研究、治療機能をベースとした健康に関わる研究や治療活動、それに伴う先端産業の集積を図り、またこれらの産業と連携した地域資源を活用したウエルネス産業の創成を図りながら、恵まれた自然や温泉を生かしながら、ウエルネスを意識した滞在型観光やアフターコンベンションの受け皿を目指すべきだと考えております。そのためにも各首長のネットワークが重要であると思います。私も三島出身であります。三島の小池市長には嫌われちゃうかもしれないけれども、三島出身であるということを覚えていただきたいと思います。

<まとめ>

中山 ありがとうございました。合併の枠組みという形になっております3市3町の市長、町長が公開の同じ席上でお話をいただきましたのは、今回が初めてであろうかと思います。市長、町長から忌憚ないご意見をいただきました。
 東部地域は財政力豊かな自治体で、不交付団体もたくさんあります。ただ、熱海市は不交付団体なんです。不交付団体なんだけれども財政が逼迫している。これは何か、皆様方、少しご理解をいただきたいと思っております。この3市3町、自主財源は多くても74%くらいです。他は交付金ですとか市債、町債を発行して事業を運営している。
 最後に大橋市長からお話しいただきましたように、何かビジョンをつくって、そのビジョンの中で効率的に行政を経営していく形をしていくと、また一つこの地域のやり方というものが見えてくるのかもしれません。コーディネーター役も不慣れなものですから時間オーバーしてしまいました。将来、この地域が合併する時、このサンフロント21懇話会に3市3町の首長さんたちが集まった会がキックオフになったんだというふうに思っていただければ幸いだと思います。


< 略 歴 >

【コーディネーター】
中山 勝 (なかやま・まさる)
慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了。スルガ銀行に入行後、財団法人企業経営研究所出向。研究員、主席研究員を経て産業経済部部長、現在に至る。静岡県広域行政推進研究会、富士山麓先端健康産業集積構想戦略委員会、キラメッセぬまづ運営推進委員会、静岡県観光交流懇話会などの委員を務める。日本大学国際関係学部非常勤講師、サンフロント21懇話会シンクタンクTESS研究員。

【アドバイザー】
篠田 昭 (しのだ・あきら)

【パネリスト】
大橋 俊二 (おおはし・しゅんじ)
昭和11年三島市生まれ。県立韮山高校、日本大学医学部卒業後、沼津市立病院、中駿赤十字病院を経て、昭和44年裾野市内に大橋小児科医院を開業。平成6年1月の裾野市長初当選以来、「健康文化都市すその」の創造を目指す。現在4期目。東部都市行政懇談会(東部市長会)会長、全国保健センター連合会会長を務めるとともに、本年6月より全国市長会副会長。座右の銘は「持続への挑戦」。健康の秘訣は「臥伏十分」。趣味はデジタルカメラ。

斎藤 衛 (さいとう・まもる)
昭和12年沼津市生まれ。昭和36年東京大学法学部を卒業し、同年建設省入省。国土庁大都市圏整備局局長、建設省大臣官房総務審議官等を経て、平成4年住宅・都市整備公団理事に就任。平成8年沼津市長に就任し、現在3期目。趣味は野球観戦、読書、俳句、映画鑑賞など。

小池 政臣 (こいけ・まさおみ)
昭和15年生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。昭和42年5月三島市議会議員(2期)、昭和52年12月三島市社会教育委員長。昭和58年4月静岡県議会議員(3期)、昭和61年11月静岡県医療審議会会長、平成3年5月静岡県監査委員、平成5年8月静岡県議会議会運営委員会委員長。平成10年12月三島市長就任。

芹澤 伸行 (せりざわ・のぶゆき)
昭和12年生まれ。県立田方農業高等学校卒業。昭和62年4月函南町議会議員就任、平成4年4月町議会議長。平成6年3月町議会議員辞職、同4月函南町長就任、現在(4期目)に至る。現在、静岡県農業構造改善協会会長、伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会副会長などの要職を務める。

遠藤 日出夫 (えんどう・ひでお)
昭和18年駿東郡長泉村生まれ。昭和41年日本大学法学部卒業。昭和56年9月長泉町議会議員に初当選後、通算5期町議会議員を務め、平成9年9月から平成13年9月までの4年間、町議会議長。平成17年10月長泉町長に就任。

山本 博保 (やまもと・ひろやす)
昭和12年生まれ。日本大学商学部卒業。昭和58年清水町議会議員初当選。平成3年5月から平成5年6月まで議長。平成15年4月議員5期目当選。平成19年3月清水町長就任。趣味は陶芸、水墨画鑑賞。



▲ページトップ
入会案内お問い合わせ事務局案内リンク Copyright(c) SUNFRONT21.�ALL RIGHTS RESERVED.